私は女の子


栗山さんは私のことを大人だね大人だねって言う

辛いな 私だって女の子なのに

まだ子供だよ だって、私まだ十八歳なんだよ

それにまだ、誰にも秘密にしてる、この淡い思いを抱いた女の子

栗山さんに知られたら、どうしよう

時々バレたかなぁ、って思える時がある

栗山さん口説いてるみたいに私に話し掛けてくることがある

いけない、まずいって、今のところ巧く誤魔化してるけど、

バレたら大変だ

バレたら、栗山さん、もう会ってくれないだろうなぁ

だって栗山さんは私の親友の彼氏だから

好きって言えたら、どんなに楽だろう

でも、絶対に言えない

あぁ、私が本当はこんなに子供でこんなに女の子なのに

あの子と比べられて私は大人だ大人だって言われる

栗山さん失礼だよ

そりゃあの子は処女で私は処女じゃない

おまけにあの子のファーストキスは栗山さんで、私は経験四人

でも、私だって栗山さんに対しては経験ないもん

いつも比べられて私可哀想

あの子がたまたま私より先に栗山さんと知り合っただけで

私が栗山さんと知り合う前にたまたまちょっと好きな人が先にできちゃった

ってことがこんなにハンデになるなんて

処女か羨ましいなぁ

処女なんて馬鹿でウスノロで間抜けで汚ならしいって思ってたけど、

こういう展開に遭遇すると処女が羨ましい

私も処女になりたい

私だって栗山さんが最初のひとだったら

一生栗山さんだけだったかもしれないのに

って、やっぱり負け惜しみだ

栗山さん、好きだよ、心の中で叫んでる

栗山さんには全然聞こえてないな

私の方がよっぽど女の子で、ある意味、処女みたい

って、これを言うと負け惜しみになる

辛いな

それにもまして、栗山さんは私のこと大人だね大人だねって感心しちゃうし

正直、辛い

あぁ、栗山さんに抱かれたいなぁ

一度でいいから、あっ、でも、一度抱かれたら、またもう一度

って要するに好きなひとには何度だって抱かれたい

それは分かってる

あっ、それが分かってるから私は処女じゃないんだ

ぅ、自分で墓穴を掘った

あぁ、沈むなぁ

いつもあの子と栗山さんが仲良くしてるの目の前で見せつけられて

おまけに栗山さんは本当にいいひとだから私にまで気を遣って優しくしてくれる

凄く優しい

私のこと好き?って時たま本当に思っちゃうくらい栗山さんは私に優しい

辛いなぁ
尚更辛い
生殺しだ

あの子は許せない

栗山さんを生殺しにしてる

処女だからって栗山さんを生殺しにしてる

そして、私は栗山さんに生殺しにされている

許せない
殺してやる
えぃえぃ

あぁ


えっ、デートですか?
明日あの子いない?
本当ですか?

嬉しい!デートだ!!

デートに誘われたデートに誘われた栗山さんにデートに誘われた

やったぁ〜嬉しい ほんと嬉しい

私泣いてる 私女の子だ 栗山さん、私女の子ですよ 明日優しくして下さい

ちゅ




私はずっと待っていた


私はずっと待っていた

今日この日があるのも

私がチャンスがくるのを

ずっと待っていたからだ

今日は栗山さんに買ってもらったシルバーのパンツを履いていこう

決めは勿論ミニ、超ミニのデニムスカート

栗山さんに私の脚を見てもらおう

パンツを見せちゃってもいいな

誘ってやろう

チャンスは一回、今日限り

今日栗山さんに気に入られなければ又いつもの毎日に逆戻り

あの子と仲良くしている栗山さんと、

憎たらしいけど、可愛いと認めざるを得ないあの子の笑い顔の脇役で

私は作り笑いをしながら二人のラブラブを悔しいけど、

ただ見つめる毎日に逆戻り

嫌だ

そんなの絶対に嫌だ

だって、栗山さん優しいからあの子にプレゼントを買ってくる時、

私に彼氏がいないからと私の分までプレゼントをくれる

優しいから嬉しいけど、残酷だよね

こんなに私が見え見えに栗山さんが好きなのに

あの子だって凄く用心してるのに

それは何か嬉しい気がする私は性格が悪いのかしら

でも、私だって栗山さんをあの子よりずっと大切にもっと親身にとても愛してる

あの子の脇役で私は見え見えに栗山さんに恋してるのに

栗山さんは根っからいいひとだから全然気付いてくれない

栗山さんは凄く優しくて凄く素敵でとっても残酷だ

あぁ〜今日しかない

今日失敗したら二度とチャンスはない

チャンスだ

よし一発で決めてやる


遅刻だ

栗山さんの一番嫌いな遅刻だ

でも、最高のおしゃれで用意十分

闘ってやる

栗山さんを絶対に一発で落としてやる

私だって割りとモテる女だ

あの子よりずっとモテる

その私が普段は手抜きなのに今日は最高のおしゃれで決めている

自分でもセクシーで可愛いと思うだけど、栗山さんの好みにかないますか?


やぁ、美波ちゃん 綺麗だね凄くいいよ

勝った この勝負もらった

でも、自信がない

栗山さんはプレゼントに目星をつけていてくれた

栗山さんに連れられてお店からお店に連れてかれて

私は女王様の気分?

いゃ、女の子の気分お嬢さんの気分に酔っていた

嬉しい


あっ、栗山さん私を口説き始めた

やった

あれっ、やだ、私ドキドキして大胆になれない

女の子になってる

どうしようどうしよう

女の武器が使えない

私は不器用になっている


あっ、ちょっと待って

抱きしめられた

心臓爆発しそう

美波ちゃん心臓ばくばくいってるよ、そんなにドキドキしているの?

なんて言おう、そりゃドキドキしますよ私だって女の子


キスされた

勝負!

ぅん、ちょっと頑張れた

まぁ、こんなもんかな

少しジラしてあげようか?

なんて、私パンツびっしょり

やだ、私女の子だ

美波ちゃん美波ちゃんも女の子なんだね

嬉しい

栗山さん分かってくれた

そうですよ

私だって女の子ですよ

じゃあ、パンツびっしょり?

そんなことないですよ

あっ、栗山さん ゆっくりとスカートの中に手を入れて

駄目ですよ、それ以上は

やばいやばい私照れてる


あっ、もう一回キスだ

やったぁやったぁやったぁ

何度夢見たことかこの瞬間

夢が実現した

栗山さんもただの男だった

なんてね

ちゅ





今日が勝負だ


美波ちゃんは僕のことをとってもいいひとだと思ってる

心の底から僕のことを信じてるようだ

困ったな
イメージ保つの大変なんだ
疲れるよ全く

ほんとは美波ちゃんが大好きなんだよなぁ

でも、親友の彼氏があたしのこと好きなんて知られたら嫌われちゃうな

どうしよう

辛いな

たまにちょっと好きな思いを美波ちゃんにちょこっと見せると

美波ちゃんは駄目ですよあの子が怒りますよと

作り笑いだもんな

つけ入る隙がないよ

だから、今日が勝負だ

今日しかない


あぁ〜こんなに早く来ちゃった

プレゼント今のうちに探しとこう、

ん、緑のパンツいいなぁ

テカテカの緑に黒のふちどり

ショッキングピンクの水玉下地黒の薄手

これもいい

なんか美波ちゃんの別の一面が見えてきたぞ

紫いいなぁ

美波ちゃんセクシーだし

でも、女の子だから白と紫を合わせたら

いい

これ凄くいい

セクシーの紫に女の子の白

美波ちゃんをコーディネートしてるみたいだ

こんな美波ちゃん素敵だな


それにしてもどうやって口説こうかなぁ

俺が見え見えに美波ちゃん好きなのに美波ちゃん全然気付いてくれない

それに自分の彼女の親友なんだから好きとか言ったら嫌われちゃうな

どうしよう

あれっ美波ちゃん遅刻だ

やだなぁ、遅刻かよ

俺がこんなに早くから来てるのにぃ

もぉう

あっ、美波ちゃんだ

素敵ぃ〜

すげぇいつもと違う

凄いおしゃれだ

超ミニのデニムスカート

化粧もファウンデーションの下地にチーク二段重ねか三段重ねか

その上から薄くぼかしまで入れてる

念入りだ
綺麗だ
美人

いつも美人だけど今日は一番美人

えっ、美波ちゃん ひょっとしたら決め?

美波ちゃん まさか俺のこと好き?

えっ、やったぁ〜嬉しい

えっ、まさか?

美波ちゃん、まさか俺のことずっと狙ってたぁ?

なんてね

ちゅ





逆転


栗山さんとできちゃったも同然だ

もう栗山さんは私のものだ

私は勝った

私はこの上なく幸せだ

栗山さんと私はもう他人じゃない


なのにあの子は今更のこのこ何しにやってくるんだろう

不思議だ

私たちはもうできちゃった

あの子の出番はない

なのにあの子は今からここにやってくるという

何しに?

栗山さんも私ももう勝負は着いていると思ってる

あの子のつけ入る隙はない

もう勝負は決まってますよね、ねっ、栗山さん

でも、あの子がどれだけ頑張るか見てみたいわ

クリスマスイウ゛に栗山さんと会う約束までして私は勝ち誇っていた

来た来た、あの子がやってきた、今更何しに?

随分頑張るじゃん、フフフッ、怒ってる

栗山さんも笑ってる

バカだバカだバカなやつだ


キスしたのかよう?

キス? そんなこともしたけど、私と栗山さんはもっと凄いことしちゃったわよ

キスだってかわいい、フフフッ

あれっしつこいな

なんか怖いぞ


おい、お前らこそこそ何やってんだよ

隠れてこそこそすんなよ


怖い

度胸がある

執念だ

なんか私負けそう

あっ、栗山さん あの子と仲良く話し始めた

栗山さん栗山さん、えっ、栗山さん?

やだやだ栗山さんとあの子が仲良く仲直りしてるみたいに仲良く話してる

栗山さん栗山さん? えっ? 私は一人?

私は置いてけ堀にされている?

私は負けた?

私は一人?

栗山さん、栗山さんは楽しそうにあの子と話してる

私は一人だ

私は幸せじゃない

私は可哀想だ

栗山さん、私を見捨てないで!

やだっ! 私帰る 

畜生! 私帰る




おしまい

私のクリスマスイウ゛は一人だ

あの子と栗山さんは楽しそうにデートだ

あの子の嬉しそうな顔

あの子の可愛い笑顔

素敵だ

憎らしい

栗山さんの前ではあの子はもっと凄い顔して笑ってるんだろうなぁ

私は一人か

プレゼントの荷物いっぱい抱えて

あの子は栗山さんからもらった指環を嬉しそうに凄く嬉しそうにスケベな顔して笑ってた

綺麗だ

凄く綺麗な指環

何だか指環が綺麗過ぎて

私は悲しくなった

栗山さん、さようなら





贈物

12月26日に栗山さんからプレゼントが贈られてきた

私の誕生日は29日だ


ちょっと遅いクリスマスプレゼント

気の早い誕生日プレゼント

ほんとは大好きだけど、それは秘密にしといて、好き、ちゅ

友達として、これからも仲良くしてね


だって、栗山さん

素敵

うわぁ〜パンツだ

白いパンツ

ブラはひだひだのついたお花のような可愛らしい

可愛い緑だ

この緑スマートだ

栗山さんは言っている、私に可愛らしくなってと言っている

嬉しそうだ

私女の子だ、女の子になるんだ

誕生日は栗山さんとデートがしたい

えっ、無理だ

栗山さんはあの子の彼氏だ

私はフラれたんだった

悲しいけど、この贈り物あったかい

栗山さん、私は栗山さんが好きです

フラれても一人になっても私は栗山さんが好きです

栗山さん、誕生日デートして下さい

私にも指環下さい

私も指環ほしい





  あぁ〜

この言葉この気持ち

そのままメールしちゃえ

えいっ、私も指環ほしい

あぁ〜こんな凄い言葉メールしちゃった

でも、この気持ち真実

私は栗山さんが大好きだ

私はフラれても栗山さんが大好きだ

栗山さん、誕生日に指環下さい

あぁ〜早く返事来ないかな来ないかな

こんな時、胸が張り裂けそう

切ない

あぁ〜体がだるくなってきた

やばい

ほでってきた

あぁ〜辛い

あっ、栗山さんから返事のメールがきた!


何も考えず何もせずただ誕生日に指環をプレゼントしようか


素敵だ

素敵な言葉だ

私は嬉しい

フラれても嬉しい

一人でも嬉しい

私は栗山さんが好きだ

指環ほしい

栗山さんがほしい





ほんとに、おしまい・・・


結局栗山さんは誕生日に会ってくれなかった

新年のお祝いもクリスマスも今年は一人だった

待ちうたは栗山さんに聴いてもらうために

mihimaru GT の恋する気持ちにセットした

私の気持ちだ

あの子の指環を見て以来私は泣いてばかりだ

栗山さんが忘れられない

しばらく涙と付き合う毎日になりそうだ

私は泣いている

栗山さん、私は泣いています

追い討ちをかけるように栗山さんからとどめを刺されるようなメールが届いた

私はもう立ち上がれない涙が止まらない

私は泣いています私は泣いています

栗山さん、私は泣いています

私は負けた

惨敗だ




美波ちゃんとセックスするより七瀬のことを丸で片想いのように思いながらもだえてる方が幸せ

七瀬はやらせてくれないけど、七瀬が好き

七瀬を思いながらもだえてるのがいい

七瀬には指環あげたかったからプレゼントした

七瀬とは結婚したい

結婚したら幾らでもラブラブできるもん

七瀬は今は忙しくて大事な時だから七瀬が時間を作ってくれるようになるまで

片想いのように待ち続けたい

七瀬が大好きだから

七瀬は中々キスもさせてくれない中々好きって言ってくれない抱きしめさせてくれない

でも、七瀬は可愛い

大好き

七瀬を思ってるだけで幸せ

忙しいのに1日に何回も電話をくれる七瀬が好き

七瀬を思ってると俺も童貞の頃に戻ったような気分になる

それがいとおしい

それが辛くて我慢してる自分がいつか七瀬といつも一緒にいられて何でもいつでも二人で思うままに

好きなことができる日がくるまでそれを楽しみに待てる

オナニーを我慢するのが辛くてセックスしたいのにしたいって言ったら七瀬が可哀想だから言えない

とかそういう不自由さえ我慢する

辛い

切ない

苦しい

でも、我慢する

待つ

七瀬が好きだから

美波ちゃんとセックスしても七瀬とセックスすることを想像しながら

美波ちゃんを道具にしてオナニーしてるのと同じこと

それじゃあ、さすがに美波ちゃんが可哀想でしょ?

そのくらい美波ちゃんをいじめたいくらい美波ちゃんは七瀬をいじめて

でも、七瀬が可愛くて七瀬は俺が守るから美波ちゃん七瀬をいじめないでね

美波ちゃんは一人でオナニーするなり

誰か別の男に抱かれて気分でも晴らせばいいじゃん

七瀬は俺が大好きだから俺のことを思って我慢できないからオナニーばっかしてるから

俺に俺のことを思ってオナニーしてるって白状するから

尚更七瀬が可愛い大好きなんだ

俺も我慢する

たまにオナニーしちゃうけど(照・・・)

美波ちゃんとセックスするより七瀬を思いながらもだえてる方がいい

それが今の俺の幸せ

だって、七瀬は俺のことを思ってオナニーしてるんだよ

それを白状もするんだよ

七瀬が可愛い七瀬が大好き

美波ちゃんは抱けない

七瀬を抱ける時まで待つ

七瀬が大好き、ちゅ