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秋の日曜日
朝の海一人眺める曇り空夏は過ぎたか秋の日曜日一人ぼっち
僕は日曜日が嫌いだ
僕は日曜日が嫌いだ!月曜日が嫌な人は沢山いるかもしれないけれど、僕は日曜日が嫌いだ。だって誰も相手をしてくれないんだもん。こんな時、海のそばに住んでることを哀れに思ったりする。ちょっと散歩するだけでも海の他に行くところがない。でも、一人ぼんやり海を眺めていると、今も昔も変わらず、僕は一人ぼっちだと思う。
未来はどうだろうか?そんなことを漠然と考えているうちに夕焼けが目に映ってくる。何だか一日の終わりが今日も空しく過ぎ去っていくようだ。人生が虚しいままに終わりを告げるのかと感じたりする。34才にもなって、誰も相手をしてくれなくて、メールしようかな?TELしてみようかな?と思ってもリストを繰り返し眺めているとガッカリする。こんなにリストに名前があっても日曜日だからとためらってしまう。
静かな浜辺に一組ニ組ちらほらカップルが水着姿でなく、秋のファッションスタイルでコーディネートしているから、何だか余計に悲しくなる。そうか。残暑は僕の心の中たけで、僕だけ皆に遅れて置いてけぼりにされている。
一人淋しく秋の海気まぐれ雲にあくびして涙を流してにじむ水面にオレンジの夕日がこぼれる秋の夕暮れ
秋の海
一人淋しく秋の海夕焼け空にあくびして涙を流してにじむ水面にオレンジの夕日がこぼれる秋の夕暮れ
秋雨
秋雨や秘めた思ひは燃ゆる心消えなくて降っても降っても消えなくて
しとしととせまる火の元煙を吐いて触れれば熱く火傷も辞さない愛の焚き火に甘い栗が笑み笑い泣き
長い月日のほてる毎日じんわりと痛む心が涙を流す秋の雨ざぁざぁと心底響く地面をたたきつけのめし
まだまだ続くか涙の荒らし
奈々
二日酔ひ
二日酔ひ君の微笑み目に焼き付いて楽しい楽しい二日酔ひまどろんで君を思ふいとしくて、風邪気味でうるうる潤んだまなこ目に焼き付いて
いつもの快活ぐずぐずぐずんで涙声かわいくてただかわいくてかわいくて弱々しいが優しく優しくしてあげたくて Take great care of you!してあげたくて
君を大事に大事に思ふ心は思ひやり思ふやうに心尽くしてあげたくて君のためただ君のためにと君のため
僕の思ひが重なって幾重にも幾重にも重なって君を厚く思ふ今宵ばかりとぞいやいつまでもいついつまでもいつまでもと
病んだ君がなおさらいといとしくて元気ないつもを巡らせば、あはれなりけり秋の夜風にこそとばかりに
君が風邪をひいて
君が風邪をひいて目元が潤んで、ぐずぐずいったりしくしくしたり弱々しくしてる君に泣いてる女のはかなげ感じてあはれかな
時折喉をつまらせる情恋の漂ひ泣いてる女の色の気感じてまたまたあはれなりけりあはれかな
僕が見る君が内なるほのか露とす声を出す内なる響き泣きじゃくる
こんなんされたら錯覚しちゃうよ秋の夜の風 嵐になるや君の恋の夕暮れ内なるぬくみ発狂せしめん見え隠れ見え隠れする恋情の嵐の予感
冷たい寒空夕日があふれる、真っ赤な太陽海にこぼれ落ちにけり!
あぁ〜壮大なるや秋の夕暮れ
赤々
夜のお酒に甘い顔チークレッド!ほんのりと交はす視線にカラーアップ!眠れる情恋声にして歌うカラオケ少女の背伸び、童顔が化粧と衣装を身にまといドレスアップ!
髪もアップに色の華の香る、つぼみの女盛り
道草
道草や眺めながらに遠回り夢の里への幸雄の歩み憂世を悩み夢郷の森に浮世を流れ夢郷の川へ
戯れや
戯れや笑みを忘れて道連れか哀愁によからぬ思ひに誘惑か目を伏する思ひはどこに吹く風か哀愁にこらへ切れずに誘ひの手
真顔で向き合ひ笑ひ草、も一度に笑みがこぼれて道草や
君の声君の色つや君の髪君の笑み君のまなざし君の口
戯れや笑みを浮かべて水の花
色はうつつか戯言か闇夜の誘ひ水の花
終電で逢い来い巡る夜の雨星が見えない迷う道ネオンを求めて誘う街角繰り出して雨宿りの色の酒
ダマされてボラれてスッて始発待つ缶ジュースのコーラがおいしい!
お忍び
あやしげなお忍びに、ついそれとなくそれとなくと面の様に色気色、心臓爆々どこまで行くの?貴婦人と車にゆられて京都を巡る嵐山!明日は琵琶湖を走る旅路の初日なるや期待と不安の大いなるやあらざらん!焦る訳なく焦る汗!あぁ〜嵐山、車を降りて淡々と散策するにや小雨がちらりちらほらほわり、
雨宿りあんみつ食べて宿る恋!
紅葉
一人淋しく露天風呂冷たい空気ひんやりと
見渡せば山の一面赤らんだ手の平のいっぱいの全部が
そわそわと紅の加減が案配よろしく手をふり手をふり
歓喜が宿る聞こえるやうで傷跡に響く湯加減顔面に
そろりたっぷり湯をあびせ手の平をこすり合わせて
流し込み面の様の赤らみはあなかしこ入るか入るまいか
案ずるも案じざるもその女人の美しけるや乳のふくよかなる
これぞ餅肌食らいつきたくもなるぞかし
震えてビクビク戸にガタガタと、あな、おいでやす、と
まなこはパッチリ瞳はキラリ裏にかへりてうつぶせに
少しばかりかよけられて流す視線は、あっ!
殿方のそんな風はお気になさらず、どうぞどうぞ
おいでやす、さぁ、おいでやす、
一人淋しく露天風呂眺めもよろしく清流に魚が跳ね
混浴ですもの誰か存じませぬが誰か待っていたに
決まってますわ、いい話しの相手をして下さいな
それとも苦しいですの、ならばほぐしてさしあげませうか
それにしたって湯につからねば冷えるでしょうに、
さぁ、遠慮なく、と、ザバッと湯から立ち上がり
裸身全と露に手をつかみひき手の平胸にあてがわす、
乳は嫌いですか、そんなはずはございませんでしょ、
だって男でしょ、立派ですこと、さぁ、あとはお好きなやうに
と今度は一歩踏み出して抱きついてくるぞかし
その柔らかい弾力にこっちも慌てて抱きつくぞかし
さすれば湯の脇にひざを着いてかがみ
そんな風をしごき始めるや思わず放ってしまった
しかもしていと美しき大事な面の赤らみに吹き跳び散らし
さすれども一向に気にする素振りもせず身を横に
そり返らせて、たっぷりとくんだ湯で洗い、
間に一遍となく二遍となく眼差しをよこし
さぞかし心地良さそうに笑んでみせる
それがとんと奇しげの影もなく、これほどの大人の女の
嬉しそうに子供の無邪気の色を見せ、あぁ、これが
本物の美人というものか、いや美顔とぞ、いや美笑とぞ
呼称したくなりけるや
あとは暗がりとなりても大いに語り合いにけり
笑った笑った笑った
さて不思議は、ついぞ二人の他に入って来るものなし
変だと打ち明けやうにも折角の二人きりいつまでもいつまでも
続け続けと、いや、これはおかしいとついに告げると
ここは私の宿ですの、と、これまたビックリ、それは失礼と
申し開くと、いいえ、回わりの者は存じております故、誰も来ぬと
貴方は旅のひとではと、でなければ、ここが外でも誰も来やしませんと
また嬉しそうに無邪気に声をあげて笑う
そんなおかしな話しがあるか、それでは旅の者なら誰とでも相手を
するのかと問ふに、こんな山奥じゃ旅のひとも来やしません
おかしなのは貴方の方です、何故こんな所にまで随分と歩いたでしょうに
と逆さに問はれ、いや、実は死ぬ場所を探していたが見当が付かず
死ぬるか死ぬるまで旅を続けるかと案じておったと正直に申すなり、
だったら死ぬるまでここにいて下さいな、いい話しのお相手をして下さいな
ずっと居て下さるなら、さっきのやうなことがあっても構いませぬ
というより、そんなこともしなくちゃ男と女が二人きりで、
その方が変じゃありませんか、と、なじるやうに熱く見つめられる
そうかと思うと横に半顔にして目を大きく流し目にする
それでまた抱きついた、あら、もうまたですの、そんな風にされたら
とくに見られらるは貴方の勝手、言葉でたとえられるより確かですもの
女の冥利に尽きますわ、あら、そんな風が素敵、立派ですわ
あぁ、そんなことまでされたって、構やしません、今更ですもの、
仕様がありませんわ、その代わり、何も差し支えることなく
いい話しのお相手になってくださいな、必ずですよ、
あぁ〜ん、必ずずっとですよぉ〜
さびた鉄
鉄は熱いうちに打たなければならないのに、
暑い夏は過ぎぬるに、
一人ぼっちで秋を迎える、
紅の葉の美しざらんや
山の中、奥へ奥へと
何ぞ思ひざらんや、
小春日に錆びた鉄をば握りしめ
酔ひどれ
ついぞ文学に没頭したいがけれど、
ちょいとちょいとの酔ひどれに駆られ、
煩悩の退治は進まぬるにやある由なく、
口では、ついぞついぞと思ひぬるも、
力とならざる飲んべぇが、
ちょいと浮いた話しにはちょくちょくと、
結局のところ、
まだまだ性根が座らず、
老いてゆくばかりとぞかし、
あな悲しと思ふは思ふるを、
ペンが重くて、誘ひには軽く、
ただ忘れらぬ女を悔いては
道楽に舞ふこそ口惜しけれ
酒宴
年中年がら年中弱音を吐いて
行き着くところは酒びたり
悔いては悔いて行き着くところは虚偽の都、水の花!
疲れて疲れて帰る私に自分一人のオリの中、
なんぞ漫遊すべからざらんやオリの中に閉じこもり、
いつまで経っても殻の中にウダウダして、
これじゃあタフになれないどころか死ねないばかりに長らへる死に損ないに糞食らへ!
惜しむらくは病魔が襲う我のみぞ
言い訳言い訳用意して
虚飾の安住憩いの場、
即ち、ガラスのあごがガラスの城に居直って、
いつ絶へるとも限らん未熟な太陽曇り空曇りまなこにシクシクと、
悲し、あな悲し悲し悲しはこんな性根に生まれた自分を見つめる自分が悲し
願はくば最大限の自分となりて限らるる可能性の諦めを歓喜の宿る宴としたい!
そんな酒なら大いに食らへ
飲んでも飲んでも寝転んでも嬉し底無し嬉しはロングラン!
長らへる生きる値に足り得るぞかし、
おつりが来るよ、
あふれあふれて生涯の酒好きとなりぬべし、
いざ、いざ!
否、大酒食らはなくとも酒宴せずとも大いに酔ひ舞ひ詩う! |
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